入れ歯でお悩みの方へ

「入れ歯が痛い!」入れ歯の痛みの原因

入れ歯は粘膜の上にプラスチックでできた「義歯床(ぎししょう)」を乗せ、その上に人工歯を並べたものです。
噛む力は粘膜で負担するために強く噛むと粘膜に痛みを感じます。
また、粒々の食べ物がこの義歯床と粘膜の間に入ると痛くて噛めません。
入れ歯を外れないようにするために針金を歯にかけてとめている場合、この歯に大きな負担が加わります。
入れ歯を入れたり出したりするだけでも栓抜きのような力が働くので
歯にとっては負担となり場合によっては噛むときに痛みを感じることもあります。

「入れ歯が噛めない!」入れ歯の噛む力は天然歯の1/5以下

粘膜の上に載っている入れ歯は噛む力が天然歯の1/5以下です。
奥歯は体重と同じぐらい(50~60kg)の力で噛むことが出来ますが、
入れ歯の場合は良く出来た入れ歯でも 12kg程度の力しか出ません。
そのため噛める食品の種類が限られてきます。
歯ぐきの状態がよくてよく噛める入れ歯であっても
長年使っていると歯ぐきがやせてきて、噛めなくなることも往々にしてあります。

「入れ歯が不快」入れ歯に違和感のある原因

入れ歯は安定させるために床の部分を大きくとる必要がありますし、
歯のない部分の反対側まで伸ばして安定させることもあります。
そうすると口の中に常に異物が入っている感じがしたり、発音に支障をきたすこともあります。
食事の度に取り外して洗浄する必要もあるため面倒に思う方も多いようです。

インプラントにするとどうなるか?

インプラントにすると、自分の歯のように、違和感がなく噛むことができるようになります。
噛む力はほぼ天然歯同様。固い物もしっかりと噛めます。

インプラントのメリット

・自分の歯のように、違和感がなく噛むことができる
・噛む力は…ほぼ自分の歯と同様、固い物を噛めます
・隣の歯を削る必要がない
・見た目が天然歯と変わらない
・良く噛めることは全体的な健康にも良い影響を与える

歯の抜けた本数、状態によって何本のインプラントが必要になるか?

歯がない部分が多い方は、ポンティック(インプラントの支台のない部分にある人工歯)
などを使用することによって、費用を抑えることが可能です。
インプラント本体の種類、上部構造の種類によっても料金は変わってきますので
患者さま一人に一人のお口の状態に合わせて、最適なプランをご提供します。

総入れ歯の方へ

総入れ歯の方などには、
すべての歯を4本のインプラントで支えるオールオンフォーという方法がありますが採用しておりません。
もともと欧米人を対象に出来た治療法で骨質や骨の高さ、幅が十分でない場合が多い日本人の場合
6本または8本使ったほうが安全と思われるからです。
特に即時加重(インプラント手術の当日には仮の歯を入れる方法)する場合は
骨とうまくくっつかずインプラントを除去する率が20%程度あり、
もともと4本しかないものが1本でも失うと機能しなくなるからです。

部分入れ歯の方へ

部分入れ歯の場合、
「入れ歯を支える骨や歯が弱りやすい」
「口の中の状態により作り変えが必要になる」
「違和感がある」
「しっかりと噛めない」などのデメリットがあります。
歯が抜けたところに、インプラントを植えることで
入れ歯の悩みを解消することができます。

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