歯科医師が教える、奥歯にインプラントをする際の費用の相場は?

目次

奥歯にインプラントをする際の治療の流れ
 
  -コンサルテーション
 
  -資料取り
 
  -セカンドコンサルテーション
 
  -お口の環境整備
 
  -インプラント手術
 
インプラント治療(奥歯)の注意すべき点
 
奥歯のインプラント治療の費用例について
 
  -アバットメントの費用例
 
  -手術法の費用例
 
  -CTの費用例
 
費用に関して確認しておく点とは
 
健康保険が適用されるケースとは
 
医療費控除制度とは
 
奥歯のインプラント治療に関する注意点と費用

奥歯にインプラントをする際の治療の流れ

まずは患者さんの希望などを聞き、お口の中を拝見します。
 
パノラマレントゲン撮影を行って全体を把握します。
 
それから希望に沿った治療のオプションや大まかな費用や期間を説明します。

コンサルテーション

インプラント以外の治療も含めて説明をした上でやはりインプラントがいいということになれば、もう少し詳細を知るために資料取りを行います。

資料取り

口腔内の写真撮影をおこないます。
 
また、模型の作製(必要に応じて咬合器への装着)CTの撮影をします。

セカンドコンサルテーション

それらの資料を基に、その患者さんの将来のリスクを少なくし健康を増進させるためにはどのような治療が最適化をお話します。
 
また患者さんの希望に沿うように複数のプランを提案します。
 
そして、それらの治療法の見積もりや治療計画を説明します。

お口の環境整備

歯周病のケア、虫歯の治療を行います。
 
見た目や咬む事に困らないよう仮歯や仮の入れ歯の作製を行います。
 
また保存不可能な歯の抜歯などを行います。
 
ただし、歯を抜くと同時にインプラントをする方が良い場合は残しておきます。

インプラント手術

マイナートランキライザーまたは静脈鎮静法と局所麻酔を併用することにより、無痛でしかもストレスなく手術を受けることができます。
 
片側の1~2本のインプラント植立であれば所要時間は1時間程度です。
 
骨が少ないあるいは上顎で上顎洞が広がっている場合などは、骨を造る手術を併用することがあります。
 
この場合は少し時間がかかります。
 
インプラント手術には1回法と2回法があり、それぞれの症状によって使い分けます。
 
2回法の場合は3か月後に2次手術といって、インプラントの頭部に歯肉上に露出したねじを取り付けます。
 
3~4か月後、型取りをしてアバットメントと被せが入ります。

インプラント治療(奥歯)の注意すべき点

歯周病とかで骨がぎりぎりまで無くなってからインプラントをすると、骨を造る手術も必要になりますし、手術も複雑になったり期間がかかったりします。
 
どのタイミングでしたらいいかを相談されたらいいでしょう。
 
不安感の強い場合は、静脈鎮静法などを併用すると、安心して受けることができます。

奥歯のインプラント治療の費用例について

インプラントの種類や付加する手術によって費用が変わってきます。
 
また、必ずしも失われた歯の数だけ、インプラントを植立する必要はありません。
 
3~4本の欠損でも、2本のインプラントで支えられることもあり、そうすることによって費用を抑えることができます。
 
通常、手術の時にインプラント手術の費用が、被せを入れるときにアバットメントと上部構造の費用が発生します。

アバットメントの費用例

インプラント手術:
 スタンダード 280000円 日本製インプラント
 プレミアム  320000円 アストラや3iなどのインプラント

手術法の費用例

サイナスリフト:150,000円
 上顎洞に横からアプローチしてシュナイダー膜を持ち上げて、そこに骨補填材を要れて骨を造る方法です。
 
ソケットリフト:50,000円
 特殊な器具を用いて上顎洞底部を押し上げて、そこに骨補填材を入れて骨を造る方法です。
 
静脈鎮静法:60,000円
 
GBR:50,000円
 垂直的または水平的に、骨のない部分に骨を再生する方法です。
 
患者さん自身の血液を20CCほど取らせていただき、遠心分離機にかけて成長成分の豊富なフィブリンを取り出して、骨補填材と混ぜて使ったり、膜状にしてGBRに使ったりしますが、これについてはそれぞれソケットリフトやGBRなどに含め、特別に料金は頂かないケースが多いです。

CTの費用例

狭い範囲 15,000円(広範囲の場合は20,000円)
経過観察 5,000円(ステント作成は5,000円加算)

費用に関して確認しておく点とは

最初の見積もりから大幅に変更になることは通常ありません。
 
材料や治療法の変更が必要になる場合は、前もって相談いたします。
 
予算の関係でベストな治療ができない場合は、将来にわたって予想されるリスクや今後必要になるであろう治療などを説明します。

健康保険が適用されるケースとは

保険が適用されるケースは、腫瘍や事故の外傷などが原因で顎の骨を連続して1/3以上失っている症例、先天性の疾患により顎骨を連続して1/3以上失っている症例です 。
 
通常の虫歯や歯周病で歯を失ったケースは、保険適用とはなりません。

医療費控除制度とは

生計を同じくする家族全員の医療費が10万円を超えると医療費控除の対象となります。
 
所得税の税率にもよりますが、かなりの金額が返って来ることがあります。
 
1年間の限度額が200万円なので、それを超えるときは年度を分けて支払うことも、医院と相談されたらいいと思います。

奥歯のインプラント治療に関する注意点と費用

少ない本数のインプラントで歯列全体を支えるような方法があります。
 
費用は一見安くつくように思えますが、そのうち1本でも不具合が生じると、全てのインプラントを失ってしまうリスクがあります。
 
逆に必要以上に多くのインプラントを植立されているケースも散見します。
 
この場合は大変高額な治療になってしまいます。
 
なるべく少ない本数でしかもリスクが少なくよく噛めるというのが良い選択です。
 
しっかりと相談をして決められることをお勧めします。
 
当、岡山インプラント支援センターでは、インプラント治療に関する正しい情報を発信し、患者さまのお悩み、セカンドオピニオンのご相談にも対応しておりますので、どなたでもお気軽にお問合せください。

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