歯科医師が教える、前歯をインプラントにする費用の目安とは
目次
・前歯と呼ばれる歯の範囲と前歯の特徴とは
・前歯を失ってしまった場合の治療の選択肢とは
・前歯をインプラントにするメリットとは
・把握しておきたい、インプラントのデメリットとは
・インプラントの費用の目安 前歯1本と前歯4本の場合
・まとめ
前歯と呼ばれる歯の範囲と特徴とは
犬歯から犬歯までの6本、上下で12本を前歯と呼んでいます。
前歯は物を咬みきるために奥歯に比べると少し斜めに生えており、支える歯槽骨も奥歯に比べると薄くなります。
前歯を失ってしまった場合の治療の選択肢とは
1~2本だとブリッジも可能、それ以上になるとインプラントか取り外し式の入れ歯になります。
前歯をインプラントにするメリットとは
ブリッジの場合は失った歯の両側、もしくはその次の歯まで削って被せにする必要がありますが、インプラントの場合は隣の歯を削る必要はありません。
入れ歯の場合は、つけっぱなしでは不衛生になりお口のトラブルの元となるので、食事のたびに外して洗う必要があります。
またブリッジや入れ歯は噛む力が弱いですが、インプラントは天然の歯と同じくらいの噛む強さを維持できますので硬い食べ物でもしっかり噛むことが出来ます。
把握しておきたい、インプラントのデメリットとは
インプラント設置には必ず手術が必要です。インプラントは植えるポジションが大切になってきます。
ポジションが悪いと後々インプラントが露出(黒く透けて見えてくる)などの問題が起こりうる可能性があります。
入れ歯やブリッジに比べると費用がかかるのもデメリットの一つと言えるでしょう。
また、万が一のインプラントによるトラブルを防ぐため、定期的なメンテナンスや検診をしていただくようになります。
インプラントの費用の目安 前歯1本と前歯4本の場合
1本の場合:インプラント本体の植立手術28万円~32万円、被せ8万円~12万円。
4本の場合:インプラント2本、被せ4本。
どちらもこれにCT撮影料1.5万円です。
上記はあくまで目安であり、取り扱っているインプラントメーカーや技術料などで、大きく異なります。
費用に関して不安を感じる方は、第三者の歯科医師にセカンドオピニオンを求めるなどしましょう。
まとめ
前歯の場合、インプラントを埋入するポジション(位置、角度、深さ)がとても大切なのでそのあたりの知識や経験が豊富なドクターに施術してもらうことが大きなポイントになってきます。
前歯を失った場合、ブリッジにすることが多いようですが、多くの隣接する歯を削ることになり、長期的に見ると歯の寿命が短くなるケースが多いように思えます。
一時的には費用が掛かりますがインプラントにした方がかむ力も強く、周りの歯も守ることができます。
しっかり自分の歯で噛んで食事することは、健康に生きていく上で大切なことです。
栄養面ももちろんですが、美味しい食事を自分の歯で噛んで食べる喜びは人生においての幸せのひとつではないでしょうか。
また、施術に際してはインプラントのポジションがとても大切なのでそのあたりを熟知して繊細な手術ができる医師を選ばれた方が良いでしょう。
当、岡山インプラント支援相談室では、インプラント治療に関する正しい情報を発信し、患者さまのお悩み、セカンドオピニオンのご相談にも対応しておりますので、どなたでもお気軽にお問合せください。