よくある質問

インプラントに関する質問を受け付けています。
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インプラントについて

Q. インプラントって痛いの?

左下の奥歯が数年前から時々腫れます。
歯医者さんで診てもらったところ「支えている骨がほとんどないので抜くしかない」とのこと。
実は右下の歯を部分入れ歯にしましたが違和感が強く、食事もおいしくないので今は使っていません。
インプラントを考えていますが痛いのではと心配です。(50代・女性)

入れ歯は粘膜の上に乗せて使うものですから、
入れ歯を支える粘膜が痛くなったり、食事中に動いたり、食べ物が挟まって痛くなることもあります。
また見た目がよくない、食事のたびに外して洗わなければならないなど不便なことも。
インプラントは、虫歯や歯周病で無くなった歯根の代わりに
人口の歯根を骨に埋め込むことにより噛み合わせを回復させる方法。
自分の歯のように食事でき、自然な感じで会話もできます。
舌の動きを邪魔することもなく、見た目も天然の歯と変わりありません。
症例にもよりますが、経験を積んだ先生なら手術は1時間程度。
麻酔が効いているため痛みは全くありません。
術後の痛みも、痛み止めを飲めば済むケースがほとんどです。
不安な型には、静脈鎮静法など痛みや苦痛を和らげるさまざな方法があります。

Q.インプラントの専門家はいる?

今、かかっている歯医者さんでインプラントを進められていますが、大丈夫でしょうか
あるいはインプラントの専門医を紹介してもらえますか? (60代・男性)

最近よくある質問ですが、専門医として看板を掲げることができる資格はまだなく、
その先生がどの程度の技術や経験を持っているかを評価する客観的な指標はありません。
どのぐらいの実績があるかを知ることができればひとつの目安になると思いますが、
本数が多ければ技術が高いことにはなりません。
本数が少なくてもしっかりとした仕事がされている方は多いものです。
ただある程度の症例をこなしていることは、技術向上のためには必須と思われますので
最低でも年間20症例以上されているところを選ばれた方がいいように思います。
あとはやはり実際に治療を受けた方の声を聴いたり、その先生との信頼関係が築けるかを直感的に判断することも重要になります

Q.金属アレルギーなどの副作用はある?

インプラントを検討しているのですが、金属アレルギーなどの副作用はありますか?

チタンに対する金属アレルギーはほとんど報告されておりません。
インプラントに使われる金属はチタンで、医療においては人工心臓や人工関節などにも使われています。
腐食もなく、チタンに対する金属アレルギーはほとんど確認されておりません。

ただ、まったくアレルギーがないかというとそうではなく、わずかながら陽性を示す人もいます。
他の金属アレルギーなどもあり、心配な方は、前もってパッチテストなどを受けられたらいいかと思います。
また、他にインプラント表面に用いられるハイドロキシアバタイトは骨の代替物質として使われるもので、これも体に害はありません。

最近よく聞かれる質問で「MRIに影響は?」というのがありますが、チタンは非磁性体でサイズも小さいため、
ほかの詰め物と同様の障害陰影が出る程度です

Q. インプラントの噛み心地は?

入れ歯を入れていますが、噛み心地が良くなく、あまり使用したくありません。
インプラントが良いと聞きますが、劇的に変わるものなのでしょうか(70代・男性)

入れ歯は、粘膜の上にかぶせて使いますので、噛む力は天然歯の五分の一程度です。
食べられるものの種類も制限されますし、間に者が挟まるので、食事のたびに取り外して洗う必要があります。
一方、インプラントのかむ力は、天然歯とほぼ同様。固いものでも自在に噛みきることができます。
インプラント先進国といわれるスウェーデンでは、すでに総入れ歯はなくなりつつあります。
1996年には3%、現在では、1%未満になっています。
日本では、インプラントは保険適応外なので、普及はまだまだですが、
そのうち入れ歯が過去の遺物になる時代が来るかもしれませんね。

Q.インプラント治療について詳しく教えて下さい

インプラントがないところは通常、ブリッジにしたり取り外し式の入れ歯になります。
しかしこれでは健康な歯を削ったり、異物感のためうまくものがかめなかったり
問題が多いものです。
インプラントは歯のないところに人工歯根を骨に植え込む治療です。
インプラントに関しては膨大な研究結果と実際例があり、
治療法としてはすでに評価が定まっているといえるでしょう。
医療法人東風会では20年前からインプラント治療に取り組んでおり、
年間の症例数も200例を超えています。
インプラントボディは科学的根拠に基づき
長期的予後に優れるアストラテックインプラントをメインに採用。
アストラテックインプラントでは、フィクスチャー頸部にマイクロスレッドという小さなスレッドを施し、
周囲骨にかかる荷重を良好に分配することにより辺縁骨の吸収を最小限に抑えます。
骨を維持することが審美的な成功を提供します。
他にはストローマン、プラトンなどを骨の状態や患者さまの希望に応じて使い分けております。
骨が細い、高さが足りないケースでも様々な骨再生技術を使ってインプラント治療が可能です。
他院で断られたケースもお引受けいたしておりますのでご相談ください。
また、提携医院のデンタルサロンハビーナでは
歯科用コーンビームCTや最新の治療機器を導入し、 より安全で安心なインプラント治療を追及しております。

Q.インプラントの耐久性は?

インプラントは、手入れさえ良ければ極めて長期間の耐久性があります。
30年以上前に植立されたインプラントが、今でも問題なく使われているケースもあり、
当医院でも18年以上経過している症例があります。
大事なことは、定期的なメンテナンスが受けられるということ。
上部構造物は、車でいうとタイヤのようなものですから、摩耗とか破損があった場合に対応してもらえることが重要です。
年齢的なことでは、70歳代で施術するケースはよくあります。
さまざまな疾患がある場合も、内科的にコントロールされている場合は、
それぞれ細かい配慮は必要ですが、気を配っていれば、特に問題はありません。

インプラント手術について

Q.CT撮影導入のメリットは?

近頃のインプラント治療には、CT撮影が導入されていると聞きました。
今までの治療との違いはどこにあるのでしょうか(40代・女性)

今までのパノラマレントゲン撮影では、骨の2時元的な画像は得られます。
だいたいの骨の高さなどは分かりますが、実際の厚みとか凹凸は分かりません。
しかも、下あごに走る神経は、65%の人で分岐があると言われていますが、
これはCT撮影で初めて分かること。
また、副オトガイ孔や残根の存在もパノラマレントゲン撮影では分かりにくいことが多いです。
CT撮影は骨の形や大きさ、神経の位置など正確な診断ができるのです。
私たちの医院でもほとんどの症例にCT撮影を行っています。
デジタル処理をすることで、コンピューター上での手術シュミレーションも可能になり、
患者の方にとっても、視覚的に分かりやすい説明を受けることで、治療に対する理解が深まります。

Q.近所にインプラントをしている歯科がありません

インプラントを考えていますが、近所にインプラントをしている歯科がありません。
何より、骨を削るのが怖くて、もう何年も二の足を踏んでいます。(70代・女性)

インプラント治療をしている医院は増えていますが、90%の医院は年に数本から十数本。
年に100本以上の治療実績がある医院は、10%未満と言われています。
インプラント治療が怖いというのはよく分かります。
「麻酔をするので痛くない」と言っても
「手術が怖い」と治療を避けてきた方の相談を私も多く受けてきました。
そのような方のために「静脈鎮静法」という麻酔法があり、
健忘作用により、「あっという間に手術が終わった」
「痛みや恐怖心など術中の不愉快な記憶があまり残らない」といった効果が。
麻酔は、経験豊富な専門医が行います。
また、手術後、隣接するホテルに宿泊できる医院もあります。
岡山インプラント支援センターを運営する東風会のデンタルサロンハビーナでは、
ご希望いただくと同じ建物内のホテルに無料で宿泊可能です。

Q. 前歯だけでもインプラントにできますか?

前歯と奥歯、どちらの治療が先?
先日、前歯の差し歯が取れてしまい、かかりつけの先生に診てもらったら「抜歯しましょう」と言われました。
ちなみに、奥歯もないのですが、見た目も考えてとりあえず、前歯だけでもインプラントにできますか?(50代・女性)

「前歯のインプラントを希望しているが、奥歯がない状態」ということですね。
人間の下あごの動きは、犬などの動物と違って前方や横に複雑な三次元てきな動きをします。
奥歯に入れ歯なども入れておらず、前歯だけで噛むような状態の場合、前歯に大きな負担がかかります。
このような状態で前歯にインプラントを入れると、予後がよくありません。
まずは、奥歯でしっかり噛めるようにし、前歯のインプラントをされるのが良いと思います。
治療する部位が複数ある場合は、どこからやるかという順番も大事になってきます。
その辺りも含めて、担当医によくご相談ください。

Q.B型肝炎ですが、インプラント治療は可能でしょうか?

感染症に関しては、すべての患者さんにスタンダードプリコーションという予防策を取っております。
B型肝炎ということでも特別に問題はありませんので、ご安心ください。

※スタンダードプリコーションとは
感染症の有無にかかわらず、すべての患者を対象に
「血液、破損した皮膚、粘膜 、唾液等すべての体液(汗を除く)」
などに接する可能性がある場合に行う予防策です。
具体的には、手洗い・手袋、マスクなどの着用・医療器具の正しい取り扱い・環境対策などがあります。

Q.インプラントを植える際、曲がって入ったりしませんか。

インプラントを植える際、曲がって入ったりしませんか。
また、長期的に使うと折れたり腐食したりしないか心配です。(50代・女性)

インプラントを植える際、理想的な場所や角度を決め、まず位置を確認するための「ステント」という装置を作ります。
そして、それを入れた状態でレントゲン、CTスキャンを撮り、実際の骨の中ではどの方向になるのかなどを検討します。
決まった方向に沿って植えられるように「手術用ステント」というものを作ることも。
ここまですれば、それほど外れた位置に入ることはありません。
また、インプラントの材質であるチタンは表面に分厚い安定した酸化膜を作るので、体内でも腐食することはありません。
咬み合わせの関係などで絶対に折れないとは言い切れませんが、最近では各メーカーとも強度に力を入れてきていますので心配されるほどの頻度で折れることはないでしょう。

Q.一度にまとめてインプラントできる?

今ちょうど休職中なので、まとめて治療をしたいと思っています。上の歯が2本しかないのですが、
まとめて一度にインプラントとかできますか(40代・女性)

残っている歯の状態にもよりますが、6本から8本程度でしたら一度に植えてすべて歯列を作り直すことができます。
当然インプラントの本数が多くなると、治療時間も長くなるので、それなりの配慮が必要になります。
場合によては、静脈鎮静法などを使うと、かなり全身麻酔に近い状態で受けることができ、治療時間も短く感じられます。
静脈鎮静法を使わなくても内服薬でかなりリラックスした状態にすることができます。
また、通常のかぶせについても東風会で取り入れているセラミック治療「セレック」を使うと
短い日数で一度に白い歯になり、料金も通常よりも安くすることができます。

Q. インプラントに今一歩踏みきれません

ブリッジの土台になっている歯がダメになり入れ歯を装着したものの、思ったようになじみません。
思い切ってインプラントにしようかと悩んでいますが、踏み切れずにいます。(60代・女性)

インプラントをするかどうかを迷っている方がたくさんいらっしゃいますが、
中でも「痛みなどの手術の不安」と「費用」の悩みが一番多いようです。
手術時は、局所麻酔をしますので痛みは全くなく、
また、多くのインプラント手術は、外来でできる小手術で体への負担もさほど大きなものではありません。
費用については比較的高額になりますが、
患者さまからの声を聞くと、多くはインプラント治療から得られる結果に十分に満足されているようです。
体験者の声で多いのは、
「一前に自信を持って出られるようになった」
「食事が安心しておいしく食べられるようになった」
「こんなことならもっと早くすればよかった…」
といったものです。

Q. インプラントの手術法どれが良い?

インプラントの治療法を探すと、いろいろな種類があるようですが、どれがいいのでしょうか(60代・女性)

最近は、インターネットなどである程度調べてから来院される方もおられます。
現在、日本では30種類ほどのインプラントを入手することができ、
その多くは、歯根型で材質は純チタンまたはチタン合金、一部にハイドロキシアパタイトをコーティングしたものがあります。
当院では、骨の状態が良い場合は、手術が1回で東部が露出している1回法、
抜歯してすぐ、または骨の状態が十分でない場合は、
歯ぐきの中に閉鎖した状態で骨の結合を待って2次手術で頭部を露出される2回法を使います。
ハイドロキシアパタイトコーティングのものは、その骨伝導能によって早期に骨の結合が起こるといわれています。
患者さんの骨の状態や、「早く噛めるようにしたい」などの要望によって使い分けているのが実情です。

Q.インプラント手術の成功率に喫煙が影響?

現在、1日1箱のペースで喫煙しています。
喫煙がインプラント手術の成功率に影響すると聞いたのですが(50代・男性)

喫煙が健康に与える影響については多くの研究が行われ、喫煙者はがん。
心臓病、脳卒中、肺気腫、ぜんそく、歯周病などの罹患(りかん)率が高いことが知られています。
さらに、インプラントを行うにあたっても良くないということが分かってきています。
喫煙からくる血管収縮、血流阻害、白血球の機能障害などがマイナス因子となって
インプラント治療に悪影響を及ぼすらしいのです。
特に、骨再生療法を行う場合には喫煙によるリスクが高まり、治癒過程に悪影響を及ぼします。
非喫煙者に対し、喫煙者は2倍近い失敗が見られたという研究結果の報告も。
インプラント治療期間だけでの喫煙でも成功率を高めると言われていますが、
この機会に喫煙されることが望ましいでしょう。

治療期間中について

Q.治療中の恐怖心を抑えることは可能?

インプラント治療を希望していますが、
通常の歯の治療そのものも怖くて、とても耐えられそうにありません(60代・女性)

歯を削るだけでも大変なストレスなのに、
骨にインプラントを植える手術など出来そうもないと思われるのは、もっともなことだと思います。
もちろん、インプラントの治療時には、麻酔をするので、痛みは感じませんが、恐怖心は人それぞれ当然あるものです。
それをコントロールする良い方法として「静脈鎮静法」というものがあります。
これは、意識下鎮静法といって意識はあるけれど落ち着いた状態を作り出します。
歯科領域では新しい麻酔方法です。
健忘作用があるので、実際より処置時間が短く感じられる、
痛みや恐怖心など術中の不愉快な記憶があまり残らないという効果もあります。
ただし、全身管理技術のある麻酔の専門医が行う必要があります。

Q. 治療期間中、食事は普通に取れますか

インプラントを検討中です。治療期間中、食事は普通に取れますか。
また、埋入手術後、見た目上の問題はありませんか(50代・女性)

インプラントを植えた個所が奥歯の一部なら、 数日柔らかい食事をして、後は、普通の食事で結構だと思います。
かむ箇所がない場合は、仮の入れ歯を作ることがあります。
条件次第では、インプラントを植立したその日のうちに固定式の仮歯を入れることができます(即時荷重)。
そのほか、インプラントがしっかりと骨に着くまでの間、仮のインプラント(後で撤去)を使い、
それに仮歯を着ける方法もあります。
前歯の場合、見た目が重要なので、
私は、隣の歯を利用して人工の歯を固定・接着するか、プラスチック製の針金のない入れ歯を作ることが多いです。
いずれにしても、必ず食事を取れるようにできますし、見た目上、差し障りがあることはないと思います。
不安なことは、治療前に担当医と相談しておくと良いでしょう。

Q.治療中、歯が無いのはどうするのか

Q. 前歯の場合インプラント治療中歯が無いのは困りますがどうするのか(50代・女性)

インプラント治療を前歯にする場合、治療中に歯がないのではと心配なのですね。
前歯の場合は必ず仮歯または仮の入れ歯を作りますので、歯のない状態はありません。
見た目に不自由のないように配慮しながら
治療を進めていきますのでご心配は要りません。

手術後について

Q.インプラントの不具合をどうすればよい?

インプラントをしましたが、歯肉の具合がよくなく、担当医師に診察してもらっても納得のいく回答がありません。
歯科の場合、別の医師にセカンドオピニオンを求めることはできますか(60代・女性

インプラントをしたけれど、思ったような結果が得られない、
あるいは、担当医師との間でトラブルがあって、
信頼関係が壊れたということは残念ながらあり得ることです。
この場合に、セカンドオピニオンを求めることは、問題解決のために、必要な手段だと思います。
セカンドオピニオンと歯、主治医以外の第三者の立場の医師に意見を聞くこと。
インプラントについては、専門的な知識や経験のある医師に意見を聞く必要がありますので、
一般には大学の口腔外科などになろうかと思います。
インプラントは治療費が高額なうえ、治療に時間が掛かります。
納得の上、治療が進められるように、小さな疑問でも聞いてみましょう。

Q.インプラントしてすぐ噛める?

インプラントしてすぐに噛めるようになる方法があると聞きました。
どれぐらいで噛めるようになるのですか? (60代・女性)

インプラントをしてすぐに噛めるようになる方法を「即時荷重」といいます。
十分な骨があるなどの条件で可能とのことですがそれを証明する論文はありません。
植立されたインプラントの表面に骨の細胞がまとわりついて一体化していくのには時間がかかります。
最新のインプラントは表面が改善されより速い治癒を促進するとされていますが、私は安全性を優先して三か月以上の治癒機関を設けております。
主治医の先生とよく相談され、骨の状態やメリット、デメリットなども話して納得してからされた方が良いでしょう

Q. 手術とメンテナンス、別の医院でも大丈夫?

今、定期的に通っている医院があります。
インプラントに関しては「うちでもやっている」とのことですが、あまり積極的には勧めてきません。
インプラントだけを専門医で受け、後のメンテナンスはかかりつけの先生に診てもらうことは可能ですか。(60代・女性)

当院の例で申し上げますと、インプラントの手術だけを依頼されることもありますし、
上部構造(かぶせ)を入れるところまで当院で行って、
後のメンテナンスは元の主治医の先生にお願いすることもあります。
また、別の医院でインプラントしたけれど、うまくいかなかったといった症例をお引き受けすることもあります。
現在、通っているかかりつけの医院が気に入っている、
インプラントの専門医に通うには地域的に遠すぎるというケースもあるでしょう。
インプラントの予後に関しては衛生士による定期的なメンテナンスが条件。
この条件を満たしていれば、術後、かかりつけの医院に通われるのも良いと思います。

Q. 手術したインプラントが動いてきました

別の医院で行ったインプラントですが、少し動いてきているようで不安です(60代・女性)

インプラントは天然の歯と異なり、骨に直接くっ付くので動くことはありません。
一度動き出したインプラントが経過をみてしっかりしてくることもありません。
インプラントの本体が動いている場合は、骨との接合がうまくいっていないと考えられます。
一度除去して再度植え直す方がいいでしょう。
インプラントの失敗は書記と後期のものがあり、初期は手術の失敗による感染や骨の加熱、初期固定の不良など。
後期は、清掃不良によるインプラント周囲炎が原因の骨吸収や、歯ぎしりなどの外傷性の骨吸収があります。
いずれもそれほど頻度が高いものではなく、しっかりとした衛生管理と術式を守れば成功率は95%といわれます。
まずは、主治医に相談されるのが良いでしょう。
それからインプラントは定期的なメンテナンスがとても重要です。
何も問題がなくても定期的にメンテナンスに通われることを強くお勧めします。

Q. インプラントのかぶせがグラグラします。

3年前に作ってもらったインプラントのかぶせがグラグラし始めました。
歯科医師によると、インプラントにつけているネジの部分が折れていて、かぶせも作り替えが必要になるとのことです。
新たに費用が発生すると言われ、納得がいきません。(40代・男性)

多くの研究論文から、インプラントの平均寿命は10年以上は機能するといわれています。
インプラント本体に問題がなくても、インプラントとかぶせをつなぐ土台の部分や、
その中に入っているネジが折れたり、緩んだりすることはあります。
場合によっては土台の部分からやり直す必要があり、かぶせ自体もやり換えなければならないことがあります。
一般的には、5年程度であれば、無料かあまり費用がかからないと思います。
医院によって保証期間・保証範囲に違いがあるので、事前に確認をし、納得された上で治療された方がいいでしょう。

年齢について

Q.高年齢でもインプラントはできる?

年齢的なことでインプラントをするかどうか迷っております。(70代・女性)

日本歯科医師会では「8020運動」を勧めています。
これは、歯が20本あれば、ほとんどの食べ物を噛むことができることから、80歳で20本以上の歯を残そうというスローガン。
スウェーデンではすでに達成していて、アメリカでももうすぐ達成しそうです。
ところが、日本人は寿命は長いですが60歳以上になると急激に歯が減少するといわれています。
また、米スタンフォード大のシュリパド・トゥルジャパーカー教授によると、
がん治療などの医療や老化防止研究が現在のペースで進み、
普及すれば、人間の平均寿命が2030年までに100歳前後になる可能性が高いとのこと。
そこで大事になるには生活の質です。「おいしく食事ができること」は生活の中での大きな楽しみ。
高齢の方でも、体調やあごの骨の状態が良ければインプラント治療は可能です。

歯の状態について

Q. 永久歯の先天欠如良い改善法は?

うちの子は、生まれつき歯の数が少なく、歯と歯の間に隙間があります。
かかりつけの先生には、「両側の歯を削ってブリッジにしましょう」と言われました。
ほかにいい方法はないでしょうか(40代・女性)

元から永久歯が無い場合のことを「先天欠如」と呼び、
親知らず(第3大臼歯)以外では、側切歯や小臼歯に約10%ほど見られます。
治療としては、
①矯正をして隙間を埋めてしまう
②矯正をして歯1本分の隙間を空けてそこにインプラントをする
③②と同様に、隙間を空けて両側の歯を削り、ブリッジにする
④矯正をしないでそのままブリッジにする――といった方法が考えられます。
年齢や治療期間、噛み合わせなど、さまざまな要素を考えなら総合的に判断する必要があります。
矯正とインプラントの両方が絡んできますので、矯正歯科医とインプラント医の連携も重要になります。
一度、矯正歯科の先生にご相談してみられてはいかがでしょうか。

Q.歯がほとんどない状態ですが、入れ歯にしたくありません。

歯がほとんどない状態ですが、入れ歯にしたくありません。
インプラントは可能でしょうか。 (70代・男性)

歯がほとんどない、あるいは1本もない場合も、インプラントによって固定性の歯を作ることができます。
例えば、インプラントによって6~8本の歯を入れて完全な歯列を再現することも可能。
インプラントを2本程度埋め込み、磁石などを使って入れ歯を安定させる方法もあります。
また、インプラントの手術後から仮歯にする間の入れ歯も嫌な場合は、
一時的に細いインプラントを用いた固定性の仮歯を入れる方法も。
骨の状態によっては、インプラントを入れてすぐに仮歯を入れることができる場合もあります。
残念ながら骨があまりない場合は、さまざまな方法を用いて
骨を造成した後にインプラントすることができます。
もともと、インプラントは総入れ歯の人を対象として作られた治療法です。
しっかりとしたインプラントで、自分の歯と同じようにおいしく食事なさってください。

Q. 奥の歯に痛みあり抜歯以外の方法は?

左右の上の奥から2番目の歯が動いており、噛むと痛みがあります。
かかりつけの先生によると、抜歯するしかないとのことです。
抜かないで治療する方法はありませんか(50代・女性)

質問から、相談されている箇所の歯は歯周病が進み、重症化していると考えられます。
歯周病で支えている骨が吸収されてくると、歯がグラグラしてきたり噛むと痛みを感じるようになったりします。
このような場合、支えている骨がかなり吸収されていることが多く、治療は容易ではありません。
レントゲンを撮って骨が3分の1以上あれば再生療法が可能ですが、
根の先まで吸収している場合は、残念ながら抜歯の適応となります。
その後は、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどで修復することになります。
まずは主治医にレントゲンでの説明を求め、納得のいく治療を選択してください。

Q.最近、次々と歯がダメになります。

歯医者で長期間治療した歯が、最近になって次々とダメになってきています。
やはりインプラントをするべきでしょうか(50代・男性)

ダメになるというのは、グラグラしてきたり割れたりということでしょうか。
神経を取った歯は、どうしてももろくなっているた め長い間に割れたりかけたりすることがあります。
神経はなるべく取らない方が良いのですが、やむを得ず取る場合は、歯が割れたりしないよう
接着性の材料などを使って細心の注意を 払って土台を作る必要があります。
割れてしまって周囲に炎症が広がっている場合は抜歯になります。
インプラントが必要がどうかは、他の残っている歯の状態をよく見 て判断する必要があります。
一般的には残った歯をつないでブリッジにするよりも、結果的にインプラントを使った方が、
よく噛め、 他の歯を長持ちさせることが多いように思います。

Q. 上の両奥歯がなく前歯が出てきました。

上の両側の奥歯がありません。
入れ歯を作ったのですが、どうも不快で使っていません。
そして最近、前歯が少し前に出てきたような気がします。
これから先を考えると、思い切ってインプラントにしようかと思っているところです(40代・男性)

奥歯がない状態で前歯だけで噛んでいると、前歯への負担も強くなり、前歯が傾いて出てくることはよくあります。
歯周病が進み、ぐらぐらしてくる可能性もあります。
さらに、噛み合わせがきっちりできていないと、歯周治療やインプラント治療にも影響を及ぼします。
全身の健康のためにも、奥歯できちんと咬み合せができること、固いものでもしっかり咬んで食べられることが重要です。
一時的には大変かもしれませんが、これから先の長い人生を考えると、
どこかで覚悟を決められて噛みあわせの再建をされた方がよいと思います。

Q.歯がなくなると老化するって本当?

歯がなくなると老化が進行すると聞きましたが、本当でしょうか(40代女性)

歯がなくなると、支えている歯槽骨の吸収が進行していきます。
それとともに、噛むことに関係する12種類の筋肉が衰えていき、
口元にシワができるなど、次第に老人性顔ぼうになっていきます。
現在、歯の数が多い高齢者は、硬い物を噛む力があり、骨のカルシウム量も多く、
活動的で健康な生活を送っていることが分かっています。
また、噛むことで脳の血流を多くするポンプ作用もあり、脳幹網様体を刺激することで脳が活性化します。
入れ歯を入れると、噛む力は歯がないときの1.24倍に。
これに対してインプラントを入れると、1.89倍になり天然歯に近くなります。
天然歯とインプラントを合わせて24本以上にすることが咬合力を高めるのに効果的といわれています。

Q. 歯がほとんどないのですが…

現在、上は総入れ歯、下は一本だけ歯が残っている状態です。
インプラントを検討しているのですが、この状態でもインプラントはできるものなのでしょうか(70代女性)

総入れ歯または、それに近い状態でも骨の状態が良ければインプラントは可能です。
現在では、「即時荷重」という技術があり、インプラントをしたその日に、仮歯まで入れるやり方もあります。
また、取り外し式でない固定性の被せを使うことができれば、
噛む力も強く、食事のたびに取り外しの必要がないうえ、発音も明瞭になります。
骨の状態が悪い場合でも、何本かのインプラントを補助的に使うことによって
入れ歯を極力小さくすることができます。
骨の状態は人それぞれで違います。
最近では、CTスキャンを撮って骨の状態を3次元的に調べることが容易になりました。

Q. 歯の寿命が気になります

インプラントがどれぐらい持つかも気になりますが、
自分の歯も今後どれくらい持つか心配です(50代・女性)

「年を取ると、歯がすくなくなっていくのは寿命だから仕方ない」
と思っている方も多いと思います。
実際日本人は60歳を過ぎると急速に歯が少なくなっていくのは統計的事実です。
ところが、スウェーデンでは80歳の方でも平均20本以上の歯を持っています。
日本人は世界的に見て平均寿命は長いのに歯の寿命は短いのです。
これにはいろいろな原因が考えられますが、
一つには、今までの悪いところを見つけたらすぐ直すというやり方が今は見直されてきています。
歯を失う2大原因である歯周病と虫歯の予防方法も確率されていますし、
きちんとした定期管理のできる歯科医院も増えています。
自分の健康をコントロールし、改善できるような環境が整ってきました。
ぜひ自分の歯もインプラントした歯もしっかりと管理り、一生おいしく食べて健康に過ごしましょう。

入れ歯、ブリッジの悩み

Q.インプラントを使用した義歯があると聞いたのですが…

下顎(あご)が総入れ歯です。安定が悪く固いものも咬(か)めず、本当に苦痛です。
インプラントを使用した義歯があると聞いたのですが…(70代・男性)

下顎が総入れ歯で顎の骨が減ってしまっている場合、入れ歯の安定が悪くて咬めない場合が多いものです。
また、最初は調子が良くても、次第に骨が吸収され安定が悪くなることもしばしばです。
お勧めしたいのはインプラントを使った「オーバーデンチャー」という義歯です。
2本ほどインプラントを入れてやり、そこに磁石などのアタッチメントを付けることによって入れ歯の安定感が増し、
硬いものでも咬めるようになり食生活が向上します。
さらに、顎の吸収を防ぎ、長期にわたって安定した咬み合わせを確保することができます。
コスト面でも比較的安価にできますので最新では下顎の総義歯では治療法の第一選択肢として選ばれるようになってきました。

Q.入れ歯以外の方法はありますか

右上の糸切り歯の後ろがブリッジだったのですが、ダメになって抜歯しました。
掛かりつけの先生に相談すると、このあと、入れ歯を入れるとのこと。ほかに方法はありますか。(60代・女性)

入れ歯のほか、自分のかみ心地に近いインプラントにもできます。
3本以上の歯がない場合は、一般的に入れ歯かインプラントになります。
入れ歯を入れたことがないのであれば、一度作られるのもいいかもしれません。
かむ力が弱い、食事のたびに取り外して洗わなければならないなどの不便な点や、装着時の違和感はあるかと思いますが、
それで十分に使いこなしている方もいらっしゃいます。
ただ、入れ歯を経験された方ほどインプラントの使用感のすばらしさを実感しておられるのも事実です。
インプラントのかんだ感触は、自分の歯と全く同じではありませんが、
入れ歯に比べると、はるかに自分の歯に近いかみ心地があるのは確かなようです。

Q.少し動くブリッジは入れ歯にするしかない?

若い時に転んで前歯を折ってからブリッジになりました。
最近動いてきたのでかかりつけの先生に診てもらうと、
「根が折れているので入れ歯にするしかない」とのこと。
ほかに方法はないのでしょうか(50代・女性)

神経を取った歯はもろくなっているので、長年の間には欠けたり折れたりすることがあります。
抜けている歯の本数が多い場合、多くの歯をつながなければならないので大きなブリッジになります。
この場合、1本ダメになるとすべてやり直さなければならないリスクがあります。
また、少ない本数だと噛む力も小さくなりますし、1本1本の歯にかかる力が大きくなり、歯に負担がかかります。
こういう場合は抜けた所をインプラントで補い、ブリッジにするにしても
できるだけ小さな範囲でした方が長い目で見ると、後が良いと思います。

Q.ブリッジとインプラントで悩んでいます

かぶせが取れてそのままになっています。
先生からは「抜いてブリッジに」といわれていますが迷っています。
インプラントにした方がいいでしょうか(50代・男性)

1本だけだめになった場合、その両隣りの歯をかぶせにしてつなぐブリッジという治療をすることが多いです。
ただ、もともと奥歯には体重と同じぐらいの力がかかりますのでそれを少ない歯で負担することは
支えになっている歯にはかなりの負担になります。
実際ブリッジの平均使用年数は8年余りで何度かやりかえるうちに土台となっている歯がだめになることも多いのです。
インプラント であれば噛む力も強く、隣の歯にも負担をかけないので長期的には自分の歯を守ることが出来ます。
金額的なことや治療期間など、事 情が許すのであればインプラント治療をオススメします。

Q.上前歯のブリッジ、入れ歯以外の方法は?

上の前歯がブリッジですが、支えにしている歯がぐらぐらして固いものが噛めません。
通っている歯医者の先生には入れ歯しかないと言われました。
入れ歯はあまり気が進みません。いい方法はないでしょうか(60代・男性)

ブリッジの場合は支えの歯そのものが動いている場合と、かぶせが外れかけていたり歯をのものが折れていたりすることがありま す。
土台となる歯がしっかりしていれば再度ブリッジも可能ですが、折れていたり、重度の歯周病の場合は、抜歯になります。
その後は入れ歯かインプラントかという選択になります。
こういうケースでは、土台となる骨が吸収しているケースが多いので、骨造 成をして長期的に安定するように工夫する必要があります。
また、審美的に重要な場所なので外科的にも繊細な手術が要求されます。できれば、専門医の先生にご相談された方がいいでしょう。

Q.総入れ歯に抵抗があり、インプラントも不安

ほとんど全部のはがグラグラして、かかりつけの先生から「抜歯をして総入れ歯を」と言われています
この年齢で入れ歯は抵抗があります
ただインプラントは怖く、金銭的にも不安です。 (40代・男性)

歯周病で比較的若い方でも、ほとんどの歯が使えず入れ歯にせざるを得ないケースは結構あります。
噛む力や取扱いの不便さなどを考えると、入れ歯よりも自分の歯と同じように噛めるインプラントが断然有利と言えます。
ただ、かなり費用がかかるのは確かです。
インプラントの本数を2~4本にして磁石などのアタッチメントで入れ歯を固定する方法でしたら比較的安く済みます。
40歳ぐらいですべてインプラントにしてかみ合わせを回復した方は、私どもの患者様でも何人もおられます。
いつかやるなら早くされた方が快適な生活を始めることができますよ

Q.抜歯後の奥歯、ブリッジにすべき?

先日、奥歯を抜歯しました。
主治医の先生は、「前後の歯をかぶせにしてブリッジにしましょう」と言うのですが、
両歯とも健康な歯なのであまり気が進みません(50代・女性)

歯が1本抜けた場合、機能回復する手段として
①入れ歯②ブリッジ③インプラント――の3種類の方法があります。
入れ歯は、噛む力が弱く違和感も強いため、あまりお勧めできません。
ブリッジにするには、抜けた場所の両側の歯が健康な場合でも削る必要があります。
歯を極力削らない「接着性ブリッジ」という方法もありますが、
一般的には、歯の外側のエナメル質という重要な部分を大きく削るので耐久性は極端に落ちます。
また、奥歯には体重と同じぐらいの力がかかるので
本来3本で負担していた力を2本で受け止めようとすると、無理が生じます。
このような場合は、抜歯部分に新しい歯を作るインプラントがお勧めです。
「抜けたら足してく」足し算の治療法が今後はスタンダードになると思います。

Q.接着性ブリッジについて教えて下さい

奥歯が一本抜け、ブリッジを薦められていますが、抜けた歯の両側の歯は健康なのであまり削りたくはありません。
接着性ブリッジというのがあるそうですが…。(60代・女性)

ブリッジとは抜けた歯の両側の歯を削り、かぶせでつなぐ処置。
相談者がおっしゃるように、最小限の削除で薄い金属の部分的なかぶせを接着する「接着性ブリッジ」という方法があります。
これなら健全な歯でもあまり削らずに修復ができますが、確かに一部に金属が露出します。
ただ最近では、強固なジルコニアと使ったセラミックの接着性ブリッジも登場していますので、
主治医の先生がこれに対応していれば、歯と同じ色の素材を使った接着性ブリッジも可能です。
また別の方法として、インプラントを使う方法もあります。
インプラントならば両側の歯には全く触らずにかみ合わせを再建することができますよ。

Q.ブリッジ以外の方法で…

先日、ちょっとした事故の後から前歯がぐらつくよう。
近所の歯科で診てもらったところ「根が折れていて抜くしかない」とのこと。
しかも抜いた後は、両方の健康な歯を削ってかぶせにしてブリッジにすると言われました。
それは何とか避けたいのですが、ほかに方法はありますか(60代・女性)

今までだと、前歯が1本だけ抜けた場合、両方の歯を削って橋渡しのような形をした「ブリッジ」をかぶせるのが一般的でした。
ただ、健康な歯をある程度削る必要があり、修復物は永久に保てるものではないので、
10年か長くて20年(岡山大学予防歯科の資料の統計によると8年だそうですが)ごとにブリッジをやり換えることになります。
最近では、このような場合、インプラントを選択することが多くなりました。
見た目も天然の歯と変わらず、天然の歯と同じ感覚で噛むことができるのが大きな特徴。
今後は、このような場合の治療で、スタンダードになるものと思われます。

歯周病について

Q. やせた歯ぐきを治療すべき?

2年ほど前に、右下奥歯3本をインプラントにしてもらいました。
先日、歯医者に行ったところ歯ぐきがやせてきていると言われました。
すぐに治療の必要はないと言われたのですが、口内の肉を歯ぐきに移植し、やせている歯ぐきを治す方法をあると言われました。
移植をすべきでしょうか(50代・男性)

インプラント手術をしたあと数年は、年に0.2mmぐらい骨が吸収することはありえます。
インプラントの安定は歯茎の状態によって左右されます。
インプラントの植え方によってはインプラント本体が見えてくることもあると思いますが、
奥歯の場合は、通常あまり問題とはなりません。
前歯の場合は審美的に問題があるので歯ぐきの移植をするケースがあ ります。
今、特に気にならないようであれば、きちんとメンテナンスを続けた上で、
しばらく様子を見てもよいのではないでしょうか。

Q.もう10年以上歯医者に行っていません。

歯が欠けたり抜けたり、ぐらぐらしているところがありますが、もう10年以上歯医者に行っていません。
そろそろなんとかしたいと思い、インプラント治療も考えています。
インプラントにすると噛めるようになりますか?(50代・男性)

定期的に歯のメンテナンスに通っている人は、予防歯科の考えが浸透しているスウェーデン人が90%、
それに対して日本人はわず か4%だそうです。日本人は基本的に歯医者は嫌いな人が多いようですね。
歯周病で歯が動いている、または歯根だけが残っていて残すことができないほどのむし歯の状態ですと、
抜歯して、場合によってはGBR(骨誘導再生法)という手術で骨を増やしてやることが必要になります。
まずはインプラントをする前に骨の状態を整えるわけです。
少し回り道になりますが長期的には良い結果をもたらし、しっかりと噛めるようになりますよ。

Q. 重度の歯周病抜歯は避けられる?

上の歯が浮いた感じがして受診すると、かなり歯周病が進んでいるため、抜歯を勧められました。
抜かずに済む方法はありますか(50代・男性)

歯周病によって、歯を支えている骨が、かなり吸収されている状態のようですね。
今まででは、ある程度、侵攻した歯周病は、歯の周りをクリニーニングすることによって、
動揺が改善されても、失った骨を完全に取り戻すことは難しいことでした。
最近では、歯科の分野でも再生療法が進んでいます。
例えば、「rhPDGF-BB」などの血小板由来成長因子を含んだ骨補填剤を応用することによって、
骨自体を回復することができるようになりました。治癒の促進や痛みの軽減の効果があるともいわれています。
ただし、骨の吸収の状態によっては、効果が期待できないことも。
まだ、取り扱っている歯科医院も限られていますので、
まずは、お近くのかかりつけの歯科医師にご相談ください。

Q.前歯の根から膿。対処法は?

長い期間かけて治療した前歯の根の部分からときどき膿(うみ)が出ています。
かかりつけの先生は、様子を見るしかないとのこと。
私は、前歯を抜いてインプラントにした方がいいのではと思っています。(50代・女性)

当院にも、相談者さまのように「何度も治療をしたけれど治らない」ということで相談に来られることがあります。
そして、レントゲンを撮ると根の部分に慢性の炎症があり、その上のセラミックのかぶせが入っていることがよく見られます。
一度かぶせを外して根の治療をし直すのが良いのですが、外科的に切開手術をして除去する方法もあります。
そのような方法を駆使しても救えない歯は、残念ですが抜歯してインプラントなどに置き換えることになります。
いずれにしても慢性的な炎症がずっとあるのは全身の健康にもよくありません。きちんと治した方がいいでしょう。

Q. 抜歯しなくても歯周病治療できる?

動いている奥歯があり、主治医に「歯周病で、歯を支えている骨が吸収されています。
抜歯してブリッジかインプラントにしては」と言われました。
抜歯以外の方法はありますか。(60代・女性)

歯周病は、歯の周りの骨(歯槽骨)の吸収が起こっている状態。
かなり進行しないと症状が現れてません。
動いて噛みにくい状態だと、かなり症状が進んでいる可能性があります。
一般的な歯周病の治療法は、歯の周りの歯石などを除去し、歯根の表面をきれいにすることが中心になります。
ただし、この方法だけでは支えている骨を元の状態に戻すのは難しいものです。
最近では、骨が吸収されていてもそこに新たな骨を作る「再生療法」という治療法があります。
歯槽骨を吸収してしまった部分に歯肉が入り込んで再生するのを阻止し、歯槽骨の再生を促すのです。
抜歯をしなくても治る可能性があります。

Q. 歯周病だとインプラントは無理?

先日、かかりつけの先生にインプラントをしたいと相談したのですが、
「歯槽膿漏(のうろう)なのでできない」と言われました。
どうしても無理でしょうか(70代・男性)

歯周病(歯槽膿漏)で歯を失うことは、歯を支えている骨が無くなっている状態。
そのようにして歯が抜けるのは、その部分だけでなく前後の歯槽骨も大きく失われていることがほどんどです。
従って、こうした場所にインプラントをする場合は、 一度骨を再生する手術(GBR)などが必要になるでしょう。
ただし、骨を失っている程度がそれほどでもない場合は、
短めのインプラントを利用するなどして患者さんの負担を最小限に抑えることができます。
治療後は、インプラントをした部位だけでなくご自分の歯も歯周病を予防し、
いつまでもしっかり噛めるよう、専門家による定期的なメンテナンスをぜひお勧めいたします。

Q. 歯周病でもインプラントは可能?

歯周病で動いている歯は、支えている骨が3分の1以上吸収されている場合がほとんどです。
その場合、インプラントをする歯以外の歯も含めて包括的な治療が必要になってきます。
インプラントはしっかししていても、残った自分の歯が抜けていったのでは意味がありませんよね。
歯科医とチームを組んだ熟練した衛生士による長期的なメンテナンスも必要です。
さらに、最近、抜歯とインプラントを同時にする「即時埋入」が増えています。
歯周病で骨の吸収が進んでいる場合は、
先に抜歯をしてそこに骨が再生するのを待ち、インプラントをするケースも多いです。
いずれにしても、インプラントの症例数をこなしている専門医でも意外と治療が難しいケースもありますので、
まずは詳しくご相談ください。

費用について

Q.ローンはききますか?

インプラントの治療を考えています。
上の歯10本をインプラント+ブリッジでお願いしよう
と思いますが、治療費はおいくらぐらいかかりますか?
また、クレジットカードを持っていませんが、ローンはききますか?

上の歯10本をインプラントにしたいということですね。
骨の状態にもよりますが、4本程度のインプラントは必要と思われます。
とても大雑把な見積りですが200万前後になると思います。
支払いは治療のたびにインプラント代、かぶせの代金という分割払いもできます。
またデンタルローンの取り扱いもしております。
デンタルローンは、保険適用外の歯科治療専用のローンです。
ローン会社がが患者さまに代わって歯科治療費を立て替え、
患者さまはローン会社に月々分割でお支払いいただく方法です。
患者さまご自身に合わせて返済が可能ですので、まずは一度、お気軽にご相談ください。

Q.インプラントの費用が心配です

歯がほとんど残っていない状態で入れ歯を使っていますが、不快で仕方がありません。
インプラントにするには費用が心配です(70代・男性)

歯がない状態(無歯顎)でインプラントをし、固定式の歯を入れる場合、
通常だと6~8本ぐらいのインプラントを植立します。
4本で支える「オール・オン・フォー」というやり方もありますが、欧米でも非常にトラブルが多いと聞いております。
ましてや欧米人に比べて骨の高さ、幅、量などに劣る日本人にはあまりお勧めできません。
長期的に見ると、骨の状態の良い場合で6本。
あまり良くない場合は8本植えるのがよいと考えています。
インプラントは保険適用外のため、本数が多くなるとその分費用がかさみますが、
「医療費控除」の制度を利用すれば、税の還付もあります。

Q.費用を抑えてインプラントにできる?

昔から歯が悪く、30歳代から上下総入れ歯になりました。
主人が来年定年を迎えるので旅行を計画していますが、今の入れ歯ではおいしいものを食べられそうにありません。
インプラントも検討しているものの、今後のことを考えるとあまり予算が掛けられません。(60代・女性)

上下総入れ歯であまり調子がよくないとのことですね。
入れ歯の一番の問題は、下の入れ歯が動いてよく噛めないという場合が多いようです。
この解決策として、前歯の部分にインプラントを2本植えて入れ歯をしっかりと固定する方法があります。
入れ歯が動かなくなり、比較的堅いものも噛めるようになるので食生活がずいぶんと向上しますよ。
インプラントは保険適用外の診療のため、費用の面でためらってしまう方も多いでしょう。
この場合なら、予算的にもかなり抑えることができるのでオススメです。

Q.インプラントは医療費控除対象?

インプラントは医療費控除の対象になりますか?(50代・女性)

インプラントは保険適用外なので、どうしても高額になります。
医療費控除は10万円を超える医療費を払った場合に申告すると、税率によって多少の差はありますがかなりの金額が還付されることもあります。
インプラントや保険適用外の自費の歯科医療を受けた場合は、確定申告の時に申請をされた方が良いでしょう。
夫婦など生計をひとつにする家族の医療費も合計できますし、交通費なども合算することができます。
医療機関から受け取った領収書や、通院時にかかった経費の領収書は申告の際に飛鳥なので、大切に保管しておきましょう。
200万円を超える場合は、2年にわたって申告する方法もあります。
高額医療費の制度とよく混同されますが高額医療費は保険診療の場合のみ。通常インプラントは対象外です。

Q.上下に数本の歯が残っていますがインプラントにしたい

上下に数本の歯が残っていますが、歯周病でグラグラの状態です。
残っている歯をすべて抜いてインプラントにすると相当な費用がかかると聞いたのですが…(40代・男性)

インプラントは、植える本数が多くなると費用もかさみます。
固定性のブリッジを作るには日本人の場合、
片あごにつき6本ないし8本のインプラントを受けるのが普通。
それなりの金額になります。
また最近では、方あご4本で固定式のブリッジにする「オールオンフォー」という方式もありますが、
費用的にはあまり変わらないと考えていいと思います。
費用的な負担を抑えるには、数本のインプラントを植え、
取り外し式の入れ歯を磁石などアタッチメントで固定するやり方がよいでしょう。
これは後にインプラントを追加で植えて固定式のブリッジに変更することもできます。

Q.インプラントは保険が効く?

インプラントにしようか迷っていますが、治療費が高額と聞き、金銭的に心配です。
インプラントには保険は効かないのでしょうか(60代・女性)

残念ですが、インプラントに保険が適用されるのは世界でもスウェーデン、オランダ、ベルギーだけです。
治療費が高額になるだけに、失敗はしたくありませんよね。
先日、欧州インプラント学会出席を兼ねてスウェーデンのインテポリ大学を訪れましたが、
スウェーデンはインプラント治療発祥の地ということもあり、
人口1万人当たり150本ものインプラントが植立されているとのことでした。
先進国では最下位で1万人あたり21本。
ただ日本では。「医療費控除」という制度があり、インプラント治療に対しても税の還付があります。
税務署への簡単な確定申告で済みますので、これはぜひ利用していただきたいですね。

Q.インプラント治療に損害保険適応できる?

交通事故で前歯を4本失いました。主治医にはインプラントを勧められましたが、
手術時の痛みや金額のことなどで、今一歩踏みきれません。
ほかにも、治療法はありますか。
また、損害保険は適用されるのでしょうか。(50代・男性)

外傷により歯が無くなった部位を回復するためにはブリッジ、入れ歯、インプラントなどの方法がありますが、
機能性、審美性においてはインプラントが優れた修復方法であると思います。
手術時に局所麻酔するので、痛みもありません。
特に、3本以上の歯を失った場合は、ブリッジでは力学的に無理があり、
入れ歯は快適性や機能性においてインプラントに劣ります。
交通事故・労災事故の患者さんには、最良の医療を受ける権利(損害賠償請求権)があります。
従って、損害保険、労災保険の適用は可能です。

骨について

Q. あごの骨が細いとインプラントは無理?

インプラントにしようと思い、先日、歯科医に相談しましたが、
「あごの骨が細いのでインプラントは無理」と言われました。
何か方法はありますか(60代・女性)

相談者のように、骨の高さがあっても幅が細い場合、
骨を削るバーや骨ノミを使う往来の方法では、インプラントが難しいケースがあります。
このような場合には、「スプリット・クレスト」という方法を使います。
薄い骨の頂上部に特殊器具を挿入し、骨を2つに分割。
少しずつ骨の幅を広げて、その後インプラントを埋め込みます。
最近では、「ピエゾサージェリー」という超音波を用いた切削器具を使う治療法も登場しています。
血管や神経を傷つけることなく最小限の骨だけ削ることができ、
正確に骨を形成することができるようになったのです。患者さんの負担も少なくて済みます。
しかし、このピエゾサージェリーは、日本ではまだ少数の歯科でしか実施されていないので、
まずは掛り付けの専門医にご相談を。

Q.骨が細いのですが、大がかりな手術は不安です。

前歯に2本のインプラントを予定していますが、骨が細いので骨をつくる手術が必要とのこと。
大がかりな手術は不安です(70代・女性)

抜歯する原因はさまざまですが、歯周病や歯の歯折などの理由で抜歯した場合、
骨がダメージを受けてかなり吸収されているケースが多いです。
こうした場合にインプラントをする際、
「スプリットクレスト」といって歯を薄く2分割にし広げる手術や
「サイトダイレーティング」といって骨に細い穴を開けてそれを少しずつ広げて拡大していく方法などを
併用することがあります。
最近の傾向としては、「ボーンメイキング」といって、
ブロック骨移植や成長因子を使った骨の増成を事前にしておく方が長期的な予後が安定しているとされています。
いずれも、とても高度で繊細な技術を要求されます。
一度、詳しい先生に納得がいくまで相談するのがよいでしょう。

Q.前歯ですが、骨がないと言われたインプラントは無理?

インプラントにしたいと思い、かかりつけの先生に上の前歯の相談をしたのですが「骨がないので無理」と言われました。(60代・女性)

前歯部は、歯を失った後、骨が吸収して薄くなってしまうことはよくあります。
この場合には、骨を増生する必要があります。
大きくわけて、自分の骨を使う「ブロック骨移植」人口骨を使う「人口骨移植」があります。
ブロック骨移植の方が短時間に骨ができるメリットがありますが、
ほかの場所から骨を取り出す手術をしなければならず、手術部位が2か所になります。
人口骨移植の場合は、その必要はないのですが、骨が出来るまでに、ブロック骨移植の倍の時間がかかります。
どちらもメリット、デメリットがありますので、選択する際は主治医の先生とよく相談し、納得の上で治療を進めてくださいね。

Q. 骨がなくてもインプラントできる?

上の奥歯に入れ歯をしていますが、違和感が強く、食事の時だけ使っています。
かかりつけの歯科でインプラントの相談をしましたが、
「骨がない」ためインプラントはできないとのこと。
良い方法はないでしょうか(60代男性)

上あごの奥歯の骨には、上顎洞(じょうがくどう)という鼻の奥に広がる空洞があります。
人によっては大きく広がり、インプラントを植えたい部分に数ミリしか骨の厚みがないことがあります。
今まではこういうケースのインプラントは無理でしたが、
最近では、上顎洞の膜全体を押し上げる「サイナスリフト」、
インプラント挿入口から上顎洞の底部分を押し上げる「ソケットリフト」などの手術が一般的になってきています。
これによって、骨の厚みの少ない上顎でもインプラントでしっかり噛めるようになりました。
ただ、今のところ対応できる医院が限られていますので、担当の先生にご相談された方がいいでしょう。

Q. 骨が薄くてもインプラントできる?

現在通院している歯科医に、インプラントにしたいと持ちかけたのですが、
「骨が薄いから入れ歯にするしかない」と言われました。
本当に無理なのでしょうか。(70代・女性)

歯が抜けた後、骨の吸収が進んで薄い骨になることはあります。
また、歯周病が原因で支える骨が無くなって抜けた場合、
大きく骨が吸収された状態になっている場合もあります。
こうした場合は、通常のやり方ではインプラントが難しく、
さまざまな方法で骨の厚みを厚くする、あるいは高さを回復させる必要があります。
そういう二次的な手術を併用すれば必ずしもインプラントができないわけではありません。
医院によっては、そのような手術を大学病院に依頼して骨を作った後、通常のインプラントをする場合もあるようです。
いずれにしろ、ある程度の知識と技術が必要ですので専門医に相談するのがよろしいかと存じます。

Q. 骨を作る手術が不安です

インプラント手術の際、骨がないので骨を作る手術が必要だと言われましたが、
少し不安に感じています。(60代・男性)

骨を作る手術と聞くと何かすごく大変な感じがすると思います。
インプラントをする予定の場所に十分な骨がない場合、
理想的な位置にインプラントをするためにさまざまな方法を用いて骨を造成していきます。
ただその場合には、付加的な手術のために費用や期間がかかることになり、
当然患者さんの負担も大きくなります。
そこで、そのような手術をせず、とりあえず骨のある場所にインプラントをしたり、
短いインプラントを用いたりするケースがあります。
この場合は、付加的な手術がない代わりに、かみ合わせや外見を整えるのに苦労することになります。
日常、患者さんの希望を聞きながら、さまざまな選択肢の中でどの方法がベストか迫られることもしばしばです。
主治医の先生によく希望を伝えて、相談して決められるのがいいと思います。

その他

Q.インプラントに踏み切れません

インプラントにしようと思っているのですが、どうしても怖くて踏み切れません。(60代男性)

インプラントの外科手術そのものは、それほど大きなものではなく「小手術」と言われるものがほとんどです。
鎮静剤や静脈鎮静法によってリラックスした状態で受けることもできます。
しかし、手術は避けたいという方にとっては、入れ歯が無難だと思います。
取り外し式でも残っている歯の状態をきちんと整え、精密な型を取り、かみ合わせに気を配り、
最新の注意と技術をもって作成すれば精密でぴったりとした義歯ができます。
当院で18年前から使用しているイボカップをはじめ、最近よく耳にする「超精密義歯」、
インターネットでよく見かける、ゆがみの少ない「DSシステム」も適合が良いようです。
治療には、さまざまなバリエーションがありますのでよく説明を受け、
それぞれを比較して自分に合った治療法を選択するのがよいと思います。

Q.最近注目の歯科資材ジルコニアとは?

最近、歯のかぶせの材料でジルコニアという素材があると聞きましたが、
どんなものなのでしょうか(50代・男性)

ジルコニアは、スペースシャトルの耐熱タイルやF1のブレーキシステムにも採用されるほどの強度を持つ材料で、
近年、歯科材料として注目を浴びています。
人体に対する安全性の高さもこの素材の特徴。
整形外科お分野では、人工関節の素材として活用されています。
メタル素材を使った歯科治療と比較すると「金属アレルギーのリスクが低い」「天然の歯に近い美しさ」以外に、
表面が滑らかで汚れにくく細菌の付着が少ないという特徴もあります。
往来のセラミックは高度が高いあまり、柔軟性に欠け、強すぎる力を加えると、
その力を拡散できずに、欠けてしまう場合がありました。
ジルコニアは、象が踏んでも壊れないといわれています。
その上、優れたしなやかさで、インプラントの上部構造にもよく使われるようになりました。

Q. 乳歯が抜けた後の隙間をどう閉じる?

下あごに乳歯が残っていて、永久歯が足らないと言われていましたが、先日、その乳歯が抜けました。
主治医の先生からは、
インプラントをするか矯正をして隙間を閉じるかどちらかだと言われています。
どうすればよいでしょうか。(30代・男性)

永久歯の数が足らずに、乳歯が大人になっても残っているのは、
それほど珍しいことではありません。
抜けた後の処置をどうするかということですが、
矯正で後の歯を前に寄せて閉じるということもできます。
この際、いわゆる矯正装置をつけて2年弱の治療期間が必要になります。
インプラントであれば、3ヶ月ほどで噛み合わせを回復することができます。
費用はどちらもほぼ同じぐらいだと思います。
治療期間と治療器具をつけていられるかどうかというのを、
ひとつの判断基準とされてはいかがでしょうか。

Q. 奥歯の抜歯後、親知らずの移植は可能?

かかりつけの歯科で奥から2番目の歯を抜きました。
親知らずがあり、「これを抜いたところに移植したら?」と薦められました。
そんなことができるのでしょうか(60代・女性)

親知らずを移植することは可能です。
ただ、ちょうど入るサイズの穴を開ける必要があり、
抜歯の際に歯の周りの歯根膜という膜を傷つけずに抜歯する必要もあります。
いずれも高い技術を要します。
親知らずが健康なことも条件です。
かかりつけの先生がそのような提案をしておられるのなら、試してみる価値はあると思います。
ただ、確実性という点からみると、将来にわたって維持するのは難しく、インプラントの方が予後が安定しています。
また、すべての歯科医院で行っているわけではありません。
どのような処置をし、予後の回復はどうなのかをしっかりと話し合い、
納得の上、治療を受けられることをお勧めいたします。

Q.銀歯を白い歯に替えられる?

奥歯に銀歯がたくさん入っていて前から気になっています。
白い歯に替えたいのですが費用が心配です。(40代・女性)

健康保険で使われている金属は銀が主成分。
あとパラジウム、金、銅、インジウム、亜鉛などさまざまな金属の合金です。
口の中に使うには金が良いのですが、経済的な理由からこのような代用合金が長年使用されているのです。
最近では、見た目も悪く、鉛などが身体に良い影響を与えないのではないかという理由でセラミックがよく使われるようになりました。
ただ、これは保険適用外で、技工士さんが1本ずつ手作りで作るため費用もかかります。
そこで近年CAD・CAMの技術を使って口の中をスキャンしてその場で機械がセラミックブロックから削りだすシステム「セレック」ができました。
費用も今までのセラミックの半額ぐらいです。まだ導入している医院は少ないですが探してみてはいかがでしょうか。

Q.インプラントにしたいが家族が反対

インプラント治療を希望しているのですが、家族や友人が反対しています(60代・女性)

インプラントもチタン製のルートタイプ(歯根型)が出る前は、治療成功率は低いものでした。
特に大学の口腔外科などでは、インプラントを除去するのが仕事だったため、
インプラントに対して悪いイメージを持っている先生もおられます。
ただ現在では、インプラントの技術も進歩し、世界的にみても標準的な治療として認識されています。
大手メーカー製のインプラントは、いずれも成功率95%以上といわれ、
20年以上の症例もたくさん出てきていきます
(インプラントのおかげで入れ歯のわずらわしさから解放され、何でも好きなものがバリバリ食べられる)
という方も大勢いらっしゃいます。
最新の情報をインターネットなどで確認していただくのはどうでしょうか。

Q.良いインプラント医の見分け方は?

いいインプラント医の見分け方を教えてください(60代・女性)

よく聞かれる質問です。あえてポイントをいくつか上げると…
①最新の情報を常に得ていること
インプラント治療は日進月歩。半年経つと全く新しい治療法や材料が登場しています。
常に最新の情報にアクセスし、学会、セミナーなどで勉強している歯科医が望ましいでしょう。
②ある程度の症例数をこなしていること
年間20本以上埋入している歯科医院は東京都内でも6%。
特に何症例はある程度の症例経験が必要だと思います。
③保証・支払いなど
金額的にも高額になることが多いので、長い保障期間(5年以上)、支払いに柔軟性があることが重要。
「すべて一括前払い」はトラブルが多いようです。
④説明が丁寧、話を聞いてくれる
事前の説明が丁寧で、患者さんの希望や抱えている問題などしっかりと話を聞いてくれること。
方針がころころ変わる、トラブルがあると対応が変わるような医院は良くないですね。

Q.インプラント治療は良くない?

現在、インプラントを検討しています。
かかりつけの先生から「インプラント治療は良くない」と言われたのですが…(50代・女性)

チタン製でルートタイプ(歯根型)のインプラントが開発されるまでは、
インプラントの成功率は現在ほど高くありませんでした。
その当時の口腔外科の先生は、失敗したインプラントを除去する手術をたくさんしたものです。
そういうイメージが残っている先生の中には、
インプラントに否定的な見方をお持ちの方もいらっしゃいます。
ただ、最近のインプラントは、非常に成功率が高くなっていますので、
きちんとした教育を受けたドクターが症例を選べばほとんど失敗することはありません。
世界的に見ても標準化された治療技術ですし、
私どもの20年のインプラント治療経験からも患者に喜ばれるとても優れた治療方法であると思います。
利点と欠点をよく理解し、納得した上で治療を受けてください。

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